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闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【9】

巣鴨の家に焼夷弾の雨、火除けに奮闘

東京・巣鴨の500坪の別宅で森貝一家の半分が暮らし始めたが、すでに海外は戦火で阿鼻叫喚だった。花嫁修業から鹿島守之助の秘書になった光子も、たちまち戦時色に覆われ、空襲で雨あられと焼夷弾が降ってきた。再び三戸に疎開したが、B29やグラマンの編隊が青森の空を縦横に飛んでいた。 =敬称略、一部有料

闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【8】

おませなお転婆娘に帝都の「後光」

かつて賑やかだった陸奥の三戸の宿、その救世軍のクリスチャンの家に光子は生まれた。商売上手、野性味あふれる父にかわいがられたお転婆娘は、しだいに暗くなる世相のなかで、映画女優がきら星のように輝く帝都、東京への憧れを募らせ、とうとうチャンスをつかむ。 =敬称略、一部有料

満目青山

宇宙との交信(新竹市萬里区)