シンワ・ワイズ短期連載 【下】

能登地震で太陽光「減損」は吉か凶か

絵画・陶器など伊勢コレクションの売買を一手に扱うもくろみが外れた上場企業、シンワ・ワイズ・ホールディングスが、またも監査法人に「限定付結論」を突きつけられた。取締役会の責任を問う追加質問状にも答えない。一見、それと無関係かにみえる石川県七尾の太陽光発電所だが、能登半島地震で5億円の損傷を被ったことと、イセ食品管財人との訴訟を和解に持ち込むための解決金が要るため、SWHが巻き込まれる恐れがでてきた。(3月18日まで全文無料、その後は一部有料)

令和に読む日記逍遥 第4話<下>

除名乗り越え再々起「反軍」斎藤隆夫

「羊の正義論は狼の前には三文の価値もない」と、聖戦の美名に隠れた近衛声明の欺瞞を突いた。その正論に時代は耳を貸さず、むしろ斎藤を除名し、軍に媚びて大政翼賛会へと突っ走った。ハワイ急襲で高揚する昭和17年の翼賛選挙で、幾多の選挙妨害を潜り抜けてトップ当選したが、もはや歓喜はなかった。=文中敬称略

満目青山

郷愁(富山県五箇山)

故郷に帰られないと分かっているからこそ、どうしても郷愁の念にふけってしまう。