闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【8】
調査報道Editor at large 阿部重夫
かつて賑やかだった陸奥の三戸の宿、その救世軍のクリスチャンの家に光子は生まれた。商売上手、野性味あふれる父にかわいがられたお転婆娘は、しだいに暗くなる世相のなかで、映画女優がきら星のように輝く帝都、東京への憧れを募らせ、とうとうチャンスをつかむ。 =敬称略、一部有料
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【7】
森貝光子は、ニューヨークの最高級コンドミニアムが立ち並ぶサットン・プレイスに住む身となっていた。劇作家アーサー・ミラーと結婚したマリリン・モンローが住んでいてよく見かけた。光子にもハリウッドのチャンスがあったが、モデルの後輩に役をさらわれて、そろそろ潮時かと帰心が募る。=敬称略、一部有料
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【6】
日本は1960年の安保闘争前夜で騒然としていたが、岸信介首相に乞われて財界から政界入りした藤山愛一郎外相がニューヨークに来た。笑顔で出迎えた光子は、その腹違いの弟をよく知っていた。藤山は赤坂にホテルを建設、その地下にセレブが集まる「ニュー・ラテン・クオーター」がオープンする。が、力道山が刺され、藤山の運命も暗転していく。=敬称略、一部有料
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【5】
やはりアメリカは底知れぬバビロンだった。光子には〝お守り役〟の芸能ジャーナリストがいた。日本人女性には目がないシュガーダディー。暗黒街のルポで名を売り、ブロードウエーでは顔パス。そのコネで光子は高級ナイトクラブのショーの主役になり、人気絶頂の早川雪洲らとひっぱりだこに。 =敬称略、一部有料
連載再開 7
経済ジャーナリスト 山口義正
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シンワ・ワイズ短期連載 【下】
令和に読む日記逍遥 第4話<下>
近代史研究家 山本一生
シンワ・ワイズ短期連載 【上】
齋藤栄功/監修・阿部重夫(講談社)
山本一生(中央公論新社)
W・タバニー著/阿部重夫訳(平凡社)
伊藤博敏(講談社)
阿部重夫(平凡社)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
エルンスト・ユンガー(阿部重夫訳・田畑書店)
デイヴィッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・河出書房新社)
池田卓夫(青林堂)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
デビッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・田畑書店)