シンワ・ワイズ短期連載 【下】
絵画・陶器など伊勢コレクションの売買を一手に扱うもくろみが外れた上場企業、シンワ・ワイズ・ホールディングスが、またも監査法人に「限定付結論」を突きつけられた。取締役会の責任を問う追加質問状にも答えない。一見、それと無関係かにみえる石川県七尾の太陽光発電所だが、能登半島地震で5億円の損傷を被ったことと、イセ食品管財人との訴訟を和解に持ち込むための解決金が要るため、SWHが巻き込まれる恐れがでてきた。(3月18日まで全文無料、その後は一部有料)
令和に読む日記逍遥 第4話<下>
近代史研究家 山本一生
「羊の正義論は狼の前には三文の価値もない」と、聖戦の美名に隠れた近衛声明の欺瞞を突いた。その正論に時代は耳を貸さず、むしろ斎藤を除名し、軍に媚びて大政翼賛会へと突っ走った。ハワイ急襲で高揚する昭和17年の翼賛選挙で、幾多の選挙妨害を潜り抜けてトップ当選したが、もはや歓喜はなかった。=文中敬称略
シンワ・ワイズ短期連載 【上】
国内有数の美術品収集家、伊勢彦信氏のコレクションをめぐるイセ食品管財人との壮絶な戦いは、美術品取引の導管となる思惑だった東証スタンダード企業「シンワ・ワイズ・ホールディングス」の不適切会計処理と第二クーデターを誘発した。訴訟合戦から浮かぶのは、シンワの実質筆頭株主になった取締役が更生法申請直前に不動産譲渡を強行した「疑惑の一日」だ。昨年9月の第三者委員会報告が蓋をした現実とは――。(3月3日まで全文無料、以後は一部有料)
Abalance集中連載 6
経済ジャーナリスト 山口義正
忘れもしない。3・11東日本大震災で、水素爆発の危機を救った中国・三一重工のポンプ車「大キリン」。だが、その美談の裏で「私が提案し奔走した」と手柄話を吹聴したのが、Abalanceの実質オーナー、龍潤生取締役だ。日中友好の架け橋とテレビにも登場したが、大活躍なんてとんでもない「白髪三千丈」。三一重工も迷惑顔だが、そこにこの裏口上場企業の素顔が見える。=一部有料
令和に読む日記逍遥 第4話<上>
「産廃」の関心領域シリーズ 6
集中連載 5
「産廃」の関心領域シリーズ 5
「産廃」の関心領域シリーズ 4
令和に読む日記逍遥 第3話〈下〉
「産廃」の関心領域シリーズ 3
令和に読む日記逍遥 第3話〈上〉
故郷に帰られないと分かっているからこそ、どうしても郷愁の念にふけってしまう。
齋藤栄功/監修・阿部重夫(講談社)
山本一生(中央公論新社)
W・タバニー著/阿部重夫訳(平凡社)
伊藤博敏(講談社)
阿部重夫(平凡社)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
エルンスト・ユンガー(阿部重夫訳・田畑書店)
デイヴィッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・河出書房新社)
池田卓夫(青林堂)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
デビッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・田畑書店)