連載再開 8
経済ジャーナリスト 山口義正
龍潤生会長兼最高経営責任者(CEO)に退場勧告が出た。恐れていた第三者委員会が「粉飾」と明言した有償支給取引を装う会計不正を暴いた報告書に、会社寄りの「シロ」の結論を出していた監査委報告は否定された。株価も急落し、国本亮一社長ら役員の相次ぐ辞任は、いよいよ空中分解の前兆か。次に起きるのは……。 =敬称略、一部有料
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【11】
調査報道Editor at large 阿部重夫
光子は2年半ぶりに、まだ焼け跡だらけの東京に戻ってきた。洋裁学校に通いだすが、闇屋の荒稼ぎの味が忘れられず、PX横流し品の転売から、渋谷の闇市の一角に目をつけた。元特務機関長の陸軍将校が始めた「武家の商法」の古着屋で、吊るしの軍服をごっそり買い占め、奇妙なコンビができた。=敬称略、一部有料。
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【10】
八戸に進駐軍が駐屯、米兵の町に変わった。「戦争は終わった」と心を切り換えて、光子と弟磐男は、基地内のメイドとハウスボーイで働きに行く。闇市で古着屋を開いて荒稼ぎし、光子はいっぱしの「女親分」。新円切り換えと巣鴨の別宅を売った元手を懐に、古着調達を兼ねて大阪に乗り込み、文化住宅を建てて不動産でひと儲けを企むが……。 =敬称略、一部有料。
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【9】
東京・巣鴨の500坪の別宅で森貝一家の半分が暮らし始めたが、すでに海外は戦火で阿鼻叫喚だった。花嫁修業から鹿島守之助の秘書になった光子も、たちまち戦時色に覆われ、空襲で雨あられと焼夷弾が降ってきた。再び三戸に疎開したが、B29やグラマンの編隊が青森の空を縦横に飛んでいた。 =敬称略、一部有料
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【8】
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【7】
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【6】
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【5】
連載再開 7
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【4】
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【3】
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【2】
軽井沢は白樺と教会がよく似合う。風がなかったある冬の日、三脚を立てた。神のご加護があったのだろうか。素敵な一枚となった。
齋藤栄功/監修・阿部重夫(講談社)
山本一生(中央公論新社)
W・タバニー著/阿部重夫訳(平凡社)
伊藤博敏(講談社)
阿部重夫(平凡社)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
エルンスト・ユンガー(阿部重夫訳・田畑書店)
デイヴィッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・河出書房新社)
池田卓夫(青林堂)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
デビッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・田畑書店)