令和に読む 日記逍遥 第1話
近代史研究家 山本一生
日記読みは因果な仕事である。擁書万巻、厖大な資料から選りすぐりの結晶を、紙数の制限で時に惜しげもなく捨てなければならない。6年越しの内田百間に区切りをつけても、まだ後ろ髪を引かれる。その未練から解き放たれるため、これまでの著作で削った断章を新しい光で調べ直し、令和版の「日記逍遥」をストイカで不定期連載する。=編集部
ジャーナリスト 富永 久
民進党の頼清徳は中華民国(台湾)総統選挙に勝っても、手放しで喜べない。立法院では第二党に転落、経済低迷で「天然独」の若者に失望され、中国の締め付けに米国の後ろ盾もおぼつかない。キャスチングボートを握る柯文哲の報復が怖い。=敬称略、約3000字
フリーライター 伊藤博敏
金銭感覚はシビアに、だが驕るなかれ――それがベンチャーの要諦と教えた。自らも創業地、日暮里を忘れず、バブルに踊らず、異端起業家の「後ろ盾」に徹した。官民の既得権層に踏まれても踏まれても、地下茎が大きく育ったことは確かである。=有料記事、約6500字
リーマンの牢獄 エピローグ
仮釈放中 齋藤 栄功
仮釈放されて故郷で母と水入らずの二人暮らし。が、平穏な日々は続かない。懲役15年に耐えたのは、地下銀行に預けたカネを隠すためだったが、すべて溶けたと知った。騙すものは騙される。「リーマンの牢獄」は終わらない。=有料記事、約4300字
リーマンの牢獄 【9】後編
リーマンの牢獄 【9】前編
リーマンの牢獄 【8】後編
リーマンの牢獄 【8】前編
リーマンの牢獄 【7】後編
リーマンの牢獄 【7】前編
百間外伝 第18話 最終回
リーマンの牢獄 【6】後編
里山の一本桜、日の出前、朝霧が立ち込める中、静かに満開を迎えていた。
山本一生(中央公論新社)
W・タバニー著/阿部重夫訳(平凡社)
伊藤博敏(講談社)
阿部重夫(平凡社)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
エルンスト・ユンガー(阿部重夫訳・田畑書店)
デイヴィッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・河出書房新社)
池田卓夫(青林堂)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
デビッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・田畑書店)