百間外伝 第13話 阿房列車の人模様【戦後/中】
近代史研究家 山本一生
戦争が終わるや、国労が結成され、国鉄は政治の季節に入る。中村武志や平山三郎ら「作家の卵」たちも編集や執筆などに動き出すが、創作と闘争のはざまに立たされた。昭和25年に百間が平山を連れて旅立った「阿房列車」シリーズは、国鉄文士たちが独り立ちする跳躍台となった。=敬称略、約1万1900字
百間外伝 第12話 阿房列車の人模様【戦前/上】
「阿房列車」は一日にして成らず。乗り物好きの百間の周辺に、作家志願の国鉄マンがいつのまにか集まって、雑誌から中村武志や平山三郎らが巣立っていく。食糧難や応召、そして空襲の苦難に耐えて名シリーズの素地ができた。=敬称略、約1万700字
百間外伝 第11話
風船のように空に消えた版画家。戦前は奇抜な画想が、百間のほか日夏耿之介や佐藤春夫らに愛され、童話や随筆などにも才筆を揮ったが、戦時に孤立し飢え渇えた。空襲で焼け出され、瓦礫の空き地にカボチャを植えて露命をつないだが、終戦翌年に力尽きた。本コラムの表題「これくん風到来」は、彼を懸命に救おうとした百間への感激のことばである。=敬称略、約1万3400字
ジャーナリスト 富永 久
東アジアのキングピン、台湾が「藍色(国民党)ウェーブ」に呑まれた。11月の地方選で南部以外の主要市県で「緑色」の与党民進党が惨敗、首都台北決戦でも蒋介石の曾孫が市長を奪回して、蔡英文総統は党主席を辞任した。2024年1月の総統選で政権交代が起きれば、3期目の習近平中国は労せずして台湾を抱き寄せられる。米国も内政干渉は難しく、日本に忍びよる孤立。=敬称略 約6100字
百間外伝 第10話
百間外伝第9話
山本一郎「新・無縫地帯」ブログ
個人投資家・作家 山本一郎
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百間外伝 第8話
百間外伝 第7話 長野初の青春3
誰が最初に小田代ヶ原に一本だけポツンと生えている白樺の木を貴婦人と呼んだのだろうか。風景愛好家のアイドルだ。
伊藤博敏(講談社)
山本一生(中央公論新社)
デイヴィッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・河出書房新社)
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