闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【5】
調査報道Editor at large 阿部重夫
やはりアメリカは底知れぬバビロンだった。光子には〝お守り役〟の芸能ジャーナリストがいた。日本人女性には目がないシュガーダディー。暗黒街のルポで名を売り、ブロードウエーでは顔パス。そのコネで光子は高級ナイトクラブのショーの主役になり、人気絶頂の早川雪洲らとひっぱりだこに。 =敬称略、一部有料
連載再開 7
経済ジャーナリスト 山口義正
このシリーズを再開しよう。前回から8カ月余、集中連載できなかったことをお詫びする。筆者身辺の都合や、規制官庁の動きをにらんで、様子見していたことが理由である。だが、釣り糸を垂れて、黙ってAbalanceを監視していたら、ウキが動いた。水面下に見えるのは証券取引等監視委員会の影か。お楽しみはこれからだ。 =敬称略、一部有料
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【4】
一夜にして世界が華やいだ。舞台公演のツアーは、アメリカ東部の大都市を転々とする巨大な興行。本物の和服を着た大和なでしこは引っぱりだこだ。オフシーズンはニューヨーク進出の日本企業のモデル。ロックフェラー夫人、ルーズベルト夫人から、ディートリッヒやC・ヘップバーンの世界が身近になり、浮世絵を収集する建築家ライト周辺の多士済々。イサムノグチと李香蘭もすれ違う日々。=敬称略、一部有料。
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【3】
全米を吹き荒れた「赤狩り」の傷跡がまだ生々しい時代だった。『八月十五夜の茶屋』の原作にも冷戦が影を落とし、沖縄での舞台初上演は米軍施設内で、那覇公演は中止になった。光子もサキニ役の共演相手が、パージで最初に映画界から追放されたスターで、舞台で生きるしかなかったその苦汁の表情が忘れられない。=敬称略、一部有料。
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【2】
闇市のキャットウォーク 森貝光子一代記 【1】
シンワ・ワイズ短期連載 【下】
令和に読む日記逍遥 第4話<下>
近代史研究家 山本一生
シンワ・ワイズ短期連載 【上】
Abalance集中連載 6
令和に読む日記逍遥 第4話<上>
「産廃」の関心領域シリーズ 6
地元の夏祭りのひとコマ。生き生きとした子どもたちの視線に惹きつけられた。
齋藤栄功/監修・阿部重夫(講談社)
山本一生(中央公論新社)
W・タバニー著/阿部重夫訳(平凡社)
伊藤博敏(講談社)
阿部重夫(平凡社)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
エルンスト・ユンガー(阿部重夫訳・田畑書店)
デイヴィッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・河出書房新社)
池田卓夫(青林堂)
フィリップ・K・ディック(阿部重夫訳・早川書房)
デビッド・フォスター・ウォレス(阿部重夫訳・田畑書店)