無縫地帯

アドテック九州の事例でも分かるように情報商材系の手法が熱いようで感無量です

悪乗りというのはどこまでが許され、どこまでが神の罰を受けるものなのでしょうね。最近は情報商材関連が熱いうえにネタにまで昇華、一大文化圏を築きつつあります。凄すぎる。

山本一郎です。わざわざ売るほどの情報を持ち合わせていない個人です。

このブログを読んでいるようなネット民の皆さまはともかくとして、世間一般で「情報商材」という言葉を聞いてそれが何かを即座に理解できる人というのはどれぐらいのものなんでしょうか。まあ、「ネオヒルズ族」という単語がテレビを通じてお茶の間に広く流布されているぐらいの昨今ですから、今となっては社会常識なのかもしれませんが。

そんな今をときめく情報商材な方が一人、脱税で国税から告発されるというニュースがありました。

法人税など1億3千万円脱税「情報商材ビジネス」実質経営者を告発東京国税局(産経新聞 2013/5/28)

2年間で得た所得計4億円を隠していたそうですが、これはいけませんね。やはりここはネオヒルズな方々のようにしっかりと「秒速1億円!」みたいな感じでオープンに所得を明らかにして、情報商材ビジネス界の美しい発展に寄与して頂きたいと思う次第であります。もっとも、最近は情報商材ビジネスの世界もやや厳しくなってきているようですが。

秒速一億円と言われていた与沢翼さんですが、時給が下がったようです。
今は、時給1万円くらいらしいです。中堅以上のSEの時間発注単価くらいですかね?
秒速2円77銭くらいですね。
秒速1億円より、若干、下がった気がします。村上福之の誠にデジタルな話
それでも、やはり情報商材な世界は今や多くの人々が憧れるものなのでしょう。九州で開催されるデジタルマーケティング業界イベント「アドテック九州」の告知サイトのランディングページが、まさに流行最先端の情報商材系な雰囲気を激しく醸し出していて、ネット民からも熱い視線を注がれているようです。

ad tech Kyushuのランディングページが怪しすぎる件(ねとらぼ 2013/5/27)
アドテックのランディングページが余りに怪しすぎてネタなのか議論が巻き起こる(NAVERまとめ)

確かに話題のランディングページへアクセスすると、突然水がしたたるような謎の音がして「なんぞ!?」と思わせますし、激しく大きなフォントを使った画像ベースのバナーが積み重なり、どこまでも下へスクロールしなければならない作りなど、これはただ者ではないなと思わせる迫力があります。

満を持して、九州初上陸。参加者大募集中!!|ad:tech kyushu 2013(※ PCからアクセスすると変な音が出るので注意)

というか、最初に「マーケティングの神髄を無料で学びたい方はこのページを必ず最後までお読み下さい!」という赤地のバナーなど、まさによくある情報商材系サイトの王道パターンではありませんか。素晴らしいですね。

NAVERまとめにはネット民の反応が色々と取り上げられていますが、参加する予定のないヤフー宮坂社長の写真まで使われているようで、この辺りも最近のWebの流行を先取りしている感満載です。

マウスオーバーでぼよんぼよん動くFlashとか情報商材テンプレとか・・・あと弊社宮坂の写真が載っているけど出演予定には無いですよね?河合 犬郎@inuroTwitter/@inuro
ネット界のご意見番、高木浩光先生から申込フォームについて激しいツッコミもありましたが、その後なにやら微妙なレスがTwitter上ではうかがえたりもしていて、まさにSNS時代におけるネットの醍醐味でしょうか。

@HiromitsuTakagi 見え方として良いか悪いかの問題は別として、フォーム自体はSSLです。また、わざわざhttpsにしてリンク貼ったら、SSLと証明書の仕組みを知らない人へ不必要な不安を与えるだけなのでやめられたほうがいいかと思います。小西 一星@isseikTwitter/@isseik
そして本当に素晴らしいのは、このランディングページのおかげなのかどうかは分かりませんが過去最高の申込数を達成したそうで、おめでとうございます。

話題提供目的のLPと思っていたら、これで過去最高の申込数を叩き出したらしい。長期的なイメージ的にはアレな気もするけど、実践という意味ではさすが。Yasuaki Madarame@madarameTwitter/@madarame
やはり情報商材系サイトが今は来てるということで良いのでしょうか。熱いですね。今後関わるWebサービス事業のサイトデザインでは真剣に検討してみたいところです。