【悲報】総務省がビッグデータで61兆円の売上向上効果などと盛り過ぎてダダ滑り
総務省はいったい何を言っているんでしょうか…。
山本一郎です。総務省が好きなんですよ、イメージ的には脂肪質だけど力持ちな巨漢でみんなを見下ろすような偉丈夫の割に性格が内気で自分に自信が持ち切れなくて飲みに誘うと破顔して三次会まで付き合ってくれて一緒に終電逃す的な。
で、そんな総務省が平成26年度版の情報通信白書を出しましたが、これがまた…。
ビッグデータ活用で売上高61兆円押し上げ情報通信白書
えっ。眠気が吹っ飛んで、見物に行くわけです。すると、ダイジェストに本当に書いてあるわけですね。
平成26年版情報通信白書 様々な価値を生み出すビッグデータ
[[image:image01|center|本気で記述する「全産業合計で60.9兆円」の文字に総務省の本気と書いてマジを見た]]
…あのさあ。気持ちは分かるんだけど、馬鹿なの?全産業の5%弱がデータの最適運用で売上嵩上げされるわけがないでしょ。年間40兆ぐらいサービス輸出でもすんの。mixiが400個ぐらい必要じゃないですか。そんな社会いやです、マジで。
アベノミクス第三の矢を考えろっていわれてケツでも叩かれているのかもしれないけどさ。進軍ラッパ吹くにしたって限度ってものがあるじゃないですか。キャバクラ嬢が夢と憧れる昇天ペガサスMIX盛りじゃないんだからさあ。ねーよ、そんな市場。
そりゃすべての産業でICTを効果的に活かして日本経済を盛り立てたいっていう総務省の熱い魂は分かるよ。でもそれ温泉掘りに行ったら火山が爆発したようなネタになってるじゃねーか。こっちは真面目に投資したり会社経営してんだよ。ソフトバンクグループと話し合い過ぎて感化されて頭がおかしくなったんじゃないかと思いましたよ。
別に景気の良いことを言うなって話じゃなくて、普通にまともな推計を粛々と出してくれればそれでいいんです。つーか二度見したわ。眠気覚めてしまってどうしてくれるんですかほんとに。
やめてよ。ねえ。マジで。