無縫地帯

スマホが遂に世界レベルでガラケーを抜き去った件

いつかこういう日が来ると思っていた、スマホがガラケーを出荷台数で抜き去るときがやってまいりました。そろそろ次のイノベーションが待ち遠しいですね。

山本一郎です。スマホは嫌いじゃないんですが、たまに画面に映る自分の顔が嫌です。

ところで、米調査会社のIDCが2013年度通期における世界スマホ出荷台数を発表し、多くのメディアがこの話題を取り上げております。

世界スマホ出荷台数が10億台突破、2013年は38.4%増=IDC(ロイター 2014/1/28)
スマホ世界出荷10億台突破13年、2年で倍増(日本経済新聞 2014/1/28)
世界スマホ出荷台数、2013年に初めて10億台を突破--IDC調査(CNET Japan 2014/1/29)
世界スマホ出荷10億台突破 従来型を逆転(NHKニュース 2014/1/28)

世界の携帯電話の市場で、去年、スマートフォンの出荷台数が10億台を突破し、初めて従来型の携帯電話を逆転しました。NHKニュース
注目すべきポイントは、10億台という大台を突破したこともさることながら、やはり世界市場においてスマホがガラケーを追い抜いたという事実でしょう。昨年、一部の国内メディアではガラケー待望論のような話も出回っていましたが、やはり時代の趨勢はスマホへ向かっていることが改めて立証されたという形です。

これはあくまでも個人的な憶測でしかありませんが、日本国内でガラケーが通話に便利だからといってもてはやされるのは、ガラケーで利用できない機能はPCでといったように、用途それぞれに最適化された機器を全て揃えることができる経済的余裕のあることが大前提なんだと思います。もし新興国のような経済的環境であれば、ガラケーとPCを機能によって使い分けるという考え方は相当に贅沢です。安価にスマホが手に入るのであれば、電話だけの機能としてはガラケーより物足りなくても、PCに匹敵するような機能を備えたスマホが選ばれるのは当然の成り行きで、こうした事情が世界レベルでスマホの普及に拍車をかけているのだと感じます。

「携帯電話の主流がスマートフォンに移行するなかで、最近では画面のサイズが比較的大きなタイプや低価格な商品に人気が集まって」(NHKニュース)いるというのも、多くの新興国でまさにPCに代わるものとして期待されていることを反映しているのではないでしょうか。ここで一気にタブレットに向かわないのは、おそらく価格が高い上に電話としては使えないという理由が関係しているのかもしれません。スマホに求められる機能と価格と大きさのバランスは、ユーザーの経済事情となんらかの相関がありそうにも感じます。この辺りを調べると面白いデータが出てきそうですね。

で、丁度同じようなタイミングで別の調査会社、Kantar Worldpanelが世界主要国における2013年第4四半期のスマホOS別販売シェア調査結果を発表しており、こちらもかなり面白い数字が出ていました。

Android ends the year on top but Apple scores in key markets(Kantar Worldpanel 2014/1/27)

上記記事から特に日本に関する部分を抜き出してまとめた以下のブログ記事が分かりやすいのですが、ことケータイ市場だけで見ると、日本はまさにiPhone立国といった趣です。

日本での「iPhone」シェア率が脅威的!ソフトバンクは驚きの91.7%!! (BrandNew iPhone 2014/1/29)

日本ではiOSが68.7%となっており、日本でのキャリア別のiOS(iPhone)のシェアは以下のとおり。
・NTTドコモ:58.1%
・au(KDDI):63.7%
・ソフトバンク:91.7%BrandNew iPhone
これだけ貢献しているのですから、Appleは日本向けサービス拡充についてさらにプライオリティを高めて取り組んでほしいと思います。著作権絡みでむつかしい部分などもあるのでしょうが、日本では導入されていないサービスが今も結構多いままですよね。

せめてプラットフォーム上にはびこる違法アプリや著作権無視アプリ、出会い系もどきの掲示板アプリなどは、速攻でBANして欲しいものです。

さもないと、mixiみたいになっちゃうぞ。