無縫地帯

ネット界隈はマクドナルド関連の話題が好きな人が多いようで今日も平和です

最近、マクドナルドの迷走や経営不振に関する話題が乱舞する状態が続いていますが、マクドナルドが実際どうなのかはともかくネタとして消化されている節があり、好感が持てます。

山本一郎です。結婚してすっかりマクドナルドは行かなくなりました。

ところで、どうやらネット界隈ではマクドナルドを叩くのがちょっとしたブームのようです。まぁ、ネット界隈といってもごく狭い一部のことなんですが。

マクドナルドに行かなくなった4つの理由(TECH SE7EN 2013/12/23)
マクドナルド失墜の原因は行き過ぎた「効率主義」にある(イケハヤ書店 2013/12/25)

いや、たかがファストフード店に「店舗がくつろげない」とか「店内でゆっくりする暇」とか、そんな高級なサービスを求めるのはかなりブラックなんじゃないかと思う訳ですがどうなんでしょうか。ファストフードなんてものは「早い安い」という効率主義が生み出した産物でありまして、そこに「効率主義が行き過ぎている」と言われても、だったらそういうサービスを提供する店に行ってくださいとしか店側としては答えようがないわけです。

もちろん、客商売なので早くて安くてくつろげるけれど、その分不味いし量もなくて店員も無愛想という形で収支を合わせたビジネスもありですが、マクドナルドはそこまでやると余裕が無いのでくつろげる部分を削いだという感じなんですかね。

スタバがくつろげるとありますが、あれはファストフード店ではなくて喫茶店の一形態でありまして、しかも値段はそれ相応に高く設定することで回転率が落ちても損をしない勘定になっているので、直接比較しても意味がないのではと思った次第です。

ただね、テイクアウトも居座っても値段一緒というのは感心しませんね。持ち帰る人は施設費用を無駄にしていると思います。最近はコンビニでおいしいコーヒーが持ち帰れるようになって、かなり個人的にはコーヒーの飲み方が変わってきました。もっとも、昔の100円マックコーヒーは重宝していたんですけどね。

で、マクドナルドが叩かれるのは何も日本国内だけではないということで、海外でも面白ニュースが流れていました。

「ハンバーガーは不健康」米マクドナルドが従業員に助言(CNN.co.jp 2013/12/26)

米ファストフード大手マクドナルドの社内サイトに、ハンバーガーなどのファストフードは食べない方がいいという助言が掲載されていたことが分かり、メディアに注目されている。同サイトは25日、「メンテナンス中」との告知が掲載され、アクセスできなくなった。CNN.co.jp
このサイトは「もともとマクドナルドの従業員に家計のやりくりを指南する目的で開設された」そうです。それにしてもさすが米国のマクドナルドは割り切り方がすごいなと大いに感心していた次第ですが、サイト運営そのものがマクドナルド自身によるものではなかったようで、壮大なネタだった可能性もあるのやもしれません。

【衝撃】マクドナルドが従業員に「健康のためファストフードは食べないように」と助言していたとして物議(ロケットニュース23 2013/12/26)

どうやら、このウェブサイトはマクドナルドが直接運営しているのではなく、第三者機関が運営しているようだ。従業員専用と言いつつ、実は従業員でなくても登録できたという情報もある。ロケットニュース23
また、J-CASTニュースはわざわざこの件で日本マクドナルドに取材まで行っており、さすが我らがJ-CASTニュースです。下衆い感じが最高ですね。野次馬の裏トリをさせたら右に出るメディアはありません。

「ハンバーガーは健康によくない」米マクドナルドの社内サイト助言が話題(J-CASTニュース 2013/12/26)

従業員向けサイトの助言について、日本マクドナルドでは、「事実関係の確認ができていませんので、コメントを差し控えさせて下さい」と広報担当者が取材に答えた。J-CASTニュース
で、貶められるばかりのマクドナルドかと思いきや、大絶賛の記事もあったりしまして、この辺りは一方で叩きつつ一方では誉め上げるという手練手管、さすがロケットニュースは商売が上手です。ウェブ系クソメディアの真骨頂と言えましょう。

【動画あり】台湾マクドナルドで女子店員がピンクのメイド服で接客しているぞ! めっちゃ可愛いぞ!! 急げ!!(ロケットニュース24 2013/2/25)

さらに驚くべきことに、この試みは台湾マクドナルド公認のものであるらしい。台湾マクドは神。これはもう台湾に行くしかねぇぇぇえぇーッ!!ロケットニュース24
どうでも良過ぎて腰が抜ける感じが素晴らしいです。

個人情報漏洩だ不正アクセスだと日々殺伐とした情報で埋め尽くされがちなネット界隈ですが、こうしてちょっとホッとするネタを提供してくれるマクドナルドは、もしかしたら素晴らしい存在なのかもしれません。

それはともかく、マクドナルドのハンバーガーやポテトを子供がちっとも食べようとしません。昔、私が子供のころはマックにいくとなると喜んだものなのですが、これももう時代の流れなのでしょうか。藤田田(でんと呼んでください)カムバックプリーズ。