LINEが登録ユーザー数3億人を突破して絶好調のようです
LINEの登録者数(ユーザー数)が3億人を突破したということで、いろんな論評を読んでおりました。まだ坂は上に続いているのでしょうか。
山本一郎です。私も最近体重の増加が絶好調です。
ところで、LINEの登録ユーザー数が3億人を突破したということで、主要新聞紙から各種ニュースサイトまでこのニュースが派手やかに報じられています。
LINE利用者数、世界で3億人突破4カ月で1億人増(朝日新聞 2013/11/25)
「LINE」利用者3億人、7か月で2倍の理由(読売新聞 2013/11/25)
LINE:全世界のユーザー3億人突破加速的に増加(毎日新聞 2013/11/25)
LINE利用者が3億人突破社長「来年中に5億人」(日本経済新聞 2013/11/25)
LINE、3億ユーザー突破グローバル展開をさらに加速、「来年中には5億」(ITmedia 2013/11/25)
LINEユーザーが3億人突破、サービス開始から2年5カ月で(INTERNET Watch 2013/11/25)
今のところ「サービス開始から1億ユーザーまでには19カ月間、1億ユーザーから2億ユーザーまでには6カ月間、2億ユーザーから3億ユーザーまでには4カ月間で到達するなど、増加ペースは加速し続けている」(INTERNET Watch)そうですから、ユーザー数だけで判断すれば非常に順調に成長していることが分かります。まさに飛ぶ鳥を落とす勢い、止まるところを知らないといった様相です。
同社は今後、さらなるユーザー数の拡大はさることながら、これだけの規模の通信サービスをどうやって破綻なく維持していくかということや、事業としていかに収益を上げるかというかなり大きな課題を抱えているわけですが、そうしたポイントについては例えば、Amazonと比較して色々と予想するのが面白いのかもしれません。
LINE、実は営業赤字(東洋経済 2013/4/2)
今期も赤字!アマゾンの驚くべき経営手法が分かるたった1枚のグラフ(THE NEW CLASSIC 2013/10/26)
で、LINEで興味深いのは国内の登録ユーザー数です。
3億人突破のLINE、世界制覇の秘策とは?(東洋経済 2013/11/26)
5000万人の登録ユーザーを抱える国内の成長はスローダウンしている。良くも悪くも、急速な浸透によってスマホユーザーのほとんどを刈り取ってしまったためだ。東洋経済「5000万人の登録ユーザー」という数字が紹介されていますが、実は現時点における日本国内のスマホ契約数そのものが5000万程度というデータがあります。
国内スマホ契約が5000万件突破、今年度の出荷数は前年度並み(ケータイWatch 2013/10/9)
2013年9月末時点で、携帯電話全体の契約数は1億1877万件。そのうちスマートフォンは5015万件で、初めて5000万件を突破した。ケータイWatchまた、今年の8月にはLINEの森川社長が以下のような発言をしています。
第3者のスマートフォン利用動向調査を引用すると、スマートフォン利用者の実に90%がLINEアプリをインストールしているという結果もあるマイナビニュースつまり、日本のスマホのほとんどにはLINEがインストールされているという実態が見えてくるということですね。そういう背景をふまえながら、LINEにまつわる最近の様々な話を見ていくと、色々とインパクトがあるなと感じるわけです。
高校生の67.2%がLINE、23.2%がTwitterを利用【Z会調査】(マーケジン 2013/9/27)
小学校でLINE氾濫「規制困難」主戦場は小4…大人が知らないSNSの実態(サンケイビズ 2013/10/13)
スマホ女子の連絡手段、電話よりもメールが上回る……LINE断トツ、「ガールズ顔文字」も流行(RBB TODAY 2013/10/21)
4週間で「桃の天然水」20万本分の販売に貢献、LINE「マストバイスタンプ」の販促効果(アドタイ 2013/10/29)
子供と大人のLINEに対する感覚的ズレと、大人が考えるべき問題(ホームページを作る人のネタ帳 2013/11/21)
で、日本国内だけでもこれだけ色々とインパクトがあるのに、海外でもそろそろ社会的に影響を及ぼしそうな事例が出てきているようなので、今後はかなり大変なんだろうなと思う次第です。
【中国時報】ハッキング被害 LINEが和解(琉球新報 2013/11/25)
LINEでの個人間メッセージを監視タイ政府の目論み(APPREVIEW 2013/11/19)
LINE、フランス通信事業者ブイグとの提携(WirelessWire News 2013/11/21)
「日本のLINEはすごい」とセールスフォースのベニオフCEO、自社サービスにも「参考にした」(ITmedia 2013/11/21)
まぁ、色々あるでしょうが、頑張っていただきたいものです。