無縫地帯

ハロウィンがずいぶん盛り上がっているようです

今日はハロウィンということで、いわれてみれば最近盛り上がりつつあるなあということで記事にしてみました。

山本一郎です。どうも喉が痛いです。

10月31日はハロウィンだそうですが、昔に比べてずいぶんと世間が盛り上がっているようです。

カワサキハロウィンのパレードでの宮崎駿監督とキャラの仮装画像が衝撃的(ガジェット通信 2013/10/30)

確かにこれは怖い。夜道でバッタリと出会ったりはしたくないです。

欧米では昔からハロウィンというのはそれなりにお祭り騒ぎとして有名です。その非キリスト的な由来もあることから猟奇的な都市伝説等も色々あったりするわけですね。意外かもしれませんが、ハロウィンにまつわる行事が最も盛んと思われる米国でもハロウィンを嫌う人はそれなりにいるそうで、その理由はやはりちょっと怖い雰囲気があるからというのに加えて、ハロウィンに便乗してやり過ぎの悪戯で困ることがあるからだそうです。

ハロウィン用の超リアルな死体人形を見た隣人が警察に通報 → 市当局「これからもリアルな装飾がんばってください」と激励(ロケットニュース24 2013/10/20)

確かにこれは悪趣味すぎますね。

で、日本においてハロウィンがイベントとしてこれほど盛んになったのはここ10年かそこらなんじゃないかと思い検索してみたところ、こんな話がありました。

日本のハロウィン、起源はディズニーランドと川崎市?(財経新聞 2013/10/29)

日本のハロウィンブームに先鞭をつけたのは、東京ディズニーリゾートだ。今から15年以上前の1997年、東京ディズニーランドは既に「ディズニー・ハロウィーン」を始めていた。当初は小規模だったが、今では9~10月のメインイベントに成長。2002年からは来場者がディズニーキャラクターに全身仮装できる期間も設けられ、仮装やコスプレを楽しむ人々で賑わう。ハロウィン=「非日常」に仮装を楽しむ文化を、東京ディズニーランドが広めた部分は大きい。財経新聞
なるほど、前回の記事でもディズニーブランドのパワーがすごいという話を書いたばかりですが、やはりかなりの影響力があるようです。

また、川崎市でも大規模なハロウィンのイベントが例年行われているようです。

川崎市で日本最大級のハロウィーンイベント約3,000人パレード(FNNニュース)

ティズニーや川崎市が始めたイベントのおかげなのか、今や日本ではハロウィンと言えば仮装というイメージが強力に定着しているようですが、この仮装の件では面白いデータがあります。

ハロウィン拡大日本で仮装実施率が最も高いのは30代の女性(NEWSポストセブン 2013/10/31)

2012年11月に株式会社ドゥ・ハウスが20~59歳の男女を対象に行った「ハロウィンにおける仮装(コスプレ)実態把握調査」によれば、2012年の仮装実施率は4.2%。もっとも高いのは女性30代(11.3%)、次いで女性20代(6.0%)。前年からの変化がもっとも大きいのは男性30代と女性30代で、前年からいずれも2.6ポイントと大きく伸びている。NEWSポストセブン
どういうサンプリングによる調査なのか不明なので、この数字からだけで何かを語るのもどうかとは思いますが、それにしても30代女性がハロウィンで仮装することに意欲を持っているというのはなんとも言えないものを感じます。

実際、こうした大人が盛り上がる日本のハロウィンという現象に対しては、ハロウィンの本場の米国人からもやや奇異な目で見られているようです。

日本のハロウィンのありように在日米国人が疑問抱く(夕刊アメーバニュース 2013/10/29)

「10月31日に子供達が仮装してお菓子をもらうイベント」という本来の位置づけが「10月31日の前の週末に大人達が仮装して酔っぱらうイベント」と日本では変化したことに疑問を持っているのだという。夕刊アメーバニュース
まあ、こういう換骨奪胎は日本が昔から得意なお家芸の一つですし、これで外食産業等が潤うのであれば、それはそれで景気刺激策として良いことなのかもしれません。

日本のイースターに帯する海外の反応ということではこういうのもありました。

いつから日本でハロウィーンが普及したの?(海外の反応)(海外のお前ら 2013/10/29)

イースターは最も商業化されていない西洋のイベントだ。日本に浸透するとは思えない。海外のお前ら
もしかしたら、そのうちイースターも日本では一大商業イベントとして大きなものになるのかもしれませんね。まあ、クリスマス商戦の期間を延長したいが故の策謀かもしれませんが。