百間外伝　第17話

北村猛徳と「摩阿陀会」回文

近代史研究家山本一生

年々歳々、葬式ごっこを演じる伝説の「摩阿陀会」。黒沢明が映画にしたが、毎年の名物は、いたずら好きの愛弟子、北村猛徳が凝りに凝った案内の回文。最期は師百間が先か、弟子が先か。＝有料記事、約１万7200字

2023.07.01

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山本一生

近代史研究家。『百間、まだ死なざるや　内田百間伝』で2022年読売文学賞、『恋と伯爵と大正デモクラシー　有馬頼寧日記1919』で2008年日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。近刊は『これくん風到来　百間外伝』。ほかに『哀しすぎるぞ、ロッパ　古川緑波日記と消えた昭和』『水を石油に変える人　山本五十六、不覚の一瞬』『日記逍遥』など。『競馬学への招待』『書斎の競馬学』『ああ、あたしのトウショウボーイ』など競馬エッセイもファンが多い。